2012年01月20日
(セカンドライフへの手紙)
被災地で子どもたちと粘土などを使って、在りし日の故郷の町並みを再現するというワークショップが行われたそうだ。
失われたものの記憶をたどり、自分の中で再確認する。それにより衝撃的な負のイメージが少しずつ、溶けていくことにも
つながるという。手を使ってこね上げる粘土の感触に、かさねる思い。そういうものがあるのだろう。
この新聞記事を読み、思わずセカンドライフのことを想起したものの、やはりそれはモニタの中の世界でしかないということ、
感触のない視覚世界にはどうしても限界があるということを、感じずにはいられなかった。
私自身もまだ、「セカンドライフで、今何を?」の答をみつけられずにいる。答などないのかもしれない。
現実世界に重きを置いて、私のセカンドライフは過去の記憶へと沈みつつある。
私事ながら、もうセカンドライフで創作することはやめてしまった。パソコンのスイッチを落とし、スケッチブックを広げる。
自分の手で、ペンで、新しいものを生み出すことに喜びを見いだしている。新しい外の世界へ。
カフェやライブにもよく行く(もちろん仮想世界ではなく)。そこで店の主人やもちろん見知らぬお客たちとも出会う。
セカンドライフでお気に入りの服をさがしたように、デパートへ出かけて自分の服や帽子を買う。
店員と楽しくしゃべったり、そして買った服を着てライブハウスに行き、ゆったりと音楽にひたる。
そこでも出演者やお客と会話したり、自分の絵を見てもらったり、刺激を受けたりする。
つまりセカンドライフで当たり前のようにしていたことを、今はもう(やっと)そのまま現実の世界で実行しているのだ。
初めは不安や緊張感もあったが、思いきってやってしまえば、それはとても楽しく豊かなことだった。
と同時に、かつての自分のアバターと実際の自分の行動が、奇妙にクロスオーバーしていくのは、なんともおかしな感覚。
「セルフブランディング」という言葉がある。アバターではない、私は私を生きる。
3.11.を胸に刻み、そこから新しく出発し、私は「セカンド」でも「ファースト」でも、また「リアル」でさえもなく、
あえて言うなら「オンリー」な人生でいけたらいいな、と思う。
近く、セカンドライフにも顔を出すつもりだ。そしてもし許されるのなら、かつての素晴らしいフレンドさんたち、
たとえばよーまさんねこさんに「お久しぶりです」と言ったそのあと「今度は新宿あたりでおしゃべりしませんか?」と、
そっともちかけてみたいのだけれど‥‥。
失われたものの記憶をたどり、自分の中で再確認する。それにより衝撃的な負のイメージが少しずつ、溶けていくことにも
つながるという。手を使ってこね上げる粘土の感触に、かさねる思い。そういうものがあるのだろう。
この新聞記事を読み、思わずセカンドライフのことを想起したものの、やはりそれはモニタの中の世界でしかないということ、
感触のない視覚世界にはどうしても限界があるということを、感じずにはいられなかった。
私自身もまだ、「セカンドライフで、今何を?」の答をみつけられずにいる。答などないのかもしれない。
現実世界に重きを置いて、私のセカンドライフは過去の記憶へと沈みつつある。
私事ながら、もうセカンドライフで創作することはやめてしまった。パソコンのスイッチを落とし、スケッチブックを広げる。
自分の手で、ペンで、新しいものを生み出すことに喜びを見いだしている。新しい外の世界へ。
カフェやライブにもよく行く(もちろん仮想世界ではなく)。そこで店の主人やもちろん見知らぬお客たちとも出会う。
セカンドライフでお気に入りの服をさがしたように、デパートへ出かけて自分の服や帽子を買う。
店員と楽しくしゃべったり、そして買った服を着てライブハウスに行き、ゆったりと音楽にひたる。
そこでも出演者やお客と会話したり、自分の絵を見てもらったり、刺激を受けたりする。
つまりセカンドライフで当たり前のようにしていたことを、今はもう(やっと)そのまま現実の世界で実行しているのだ。
初めは不安や緊張感もあったが、思いきってやってしまえば、それはとても楽しく豊かなことだった。
と同時に、かつての自分のアバターと実際の自分の行動が、奇妙にクロスオーバーしていくのは、なんともおかしな感覚。
「セルフブランディング」という言葉がある。アバターではない、私は私を生きる。
3.11.を胸に刻み、そこから新しく出発し、私は「セカンド」でも「ファースト」でも、また「リアル」でさえもなく、
あえて言うなら「オンリー」な人生でいけたらいいな、と思う。
近く、セカンドライフにも顔を出すつもりだ。そしてもし許されるのなら、かつての素晴らしいフレンドさんたち、
たとえばよーまさんねこさんに「お久しぶりです」と言ったそのあと「今度は新宿あたりでおしゃべりしませんか?」と、
そっともちかけてみたいのだけれど‥‥。
2010年11月07日
メモ23
SLではここしばらくカフェブームが続いているようだ。
会話を求めてカフェ巡りをする人、販売アイテムの制作に疲れてきた人、
ダンスクラブに行っても音楽を聴くだけになってしまった人、
あるいはSLに入ってきておおよその世界がつかめてきた人。
「まったり」「ゆるーく」「気ままに」「のんびり」「気が向いたら」・・・・
これらのキーワードとともに、増えているのが「カフェはじめました」ではないかと思う。
シムオーナーになるのには敷居が高いだろうが、カフェやバーのオーナーなら比較的なりやすい。
ゆるくつながるための、自分好みの、落ち着ける定点がほしくなるのが、昨今の傾向であると思う。
以前、それは限られた仲間と自分のための場所、つまりプライベートな住居だった。
今は、もっと気ままに、未知のゲストでもオーケーなオープンハウスのような形が好まれている。
SLでは日本人の場合、ツイッターより、とりあえずはカフェなのだ。
またそれは、手軽なソラマメやナビスルといった情報源が、依然として主流である、ということでも
あるのではないか。
会話を求めてカフェ巡りをする人、販売アイテムの制作に疲れてきた人、
ダンスクラブに行っても音楽を聴くだけになってしまった人、
あるいはSLに入ってきておおよその世界がつかめてきた人。
「まったり」「ゆるーく」「気ままに」「のんびり」「気が向いたら」・・・・
これらのキーワードとともに、増えているのが「カフェはじめました」ではないかと思う。
シムオーナーになるのには敷居が高いだろうが、カフェやバーのオーナーなら比較的なりやすい。
ゆるくつながるための、自分好みの、落ち着ける定点がほしくなるのが、昨今の傾向であると思う。
以前、それは限られた仲間と自分のための場所、つまりプライベートな住居だった。
今は、もっと気ままに、未知のゲストでもオーケーなオープンハウスのような形が好まれている。
SLでは日本人の場合、ツイッターより、とりあえずはカフェなのだ。
またそれは、手軽なソラマメやナビスルといった情報源が、依然として主流である、ということでも
あるのではないか。
2010年11月06日
メモ22
ツイッターに加え、ツイッター的機能付きサービスなど、「今」「ここ」情報ツールがいよいよあふれてきた。
緩やかな・小さなつながりではあるが、距離と時間を一気に縮めていく強力な手段。
時代は、人は、ワ−ルドワイドに拡大された、空気のように肌になじむ「家庭」を欲している。
リビングで、父が見ているテレビが面白そうなら、一緒にそれを見るし、
キッチンからいい匂いがしてきたら、母からそのレシピを聞いたり、料理談義をするだろう。
弟のゲームに途中参戦など、よくあること。
これらはすべて、ツイッターやSNSやそのほかで可能になったことの、比喩として描いてみた光景である。
今では、このような空気のように楽ちんな家庭の香りを、ワイヤードでつながる空間が演出してくれている。
さてそろそろSLでも、しっくりくるツイッター的なツールが登場しないものかと思う。
ツイッター自体、たとえば「#SLJP」などもしばらく追ってみたが、上がってくる情報は、ブログから派生した
ようなものが多く、またあまり活発には見えず、SLとのパイプが太いとは思えない。
ぱっとより簡単にできるもの。
つまりそれは、ビューワの機能として盛り込まれるべきものだろうと思う。
緩やかな・小さなつながりではあるが、距離と時間を一気に縮めていく強力な手段。
時代は、人は、ワ−ルドワイドに拡大された、空気のように肌になじむ「家庭」を欲している。
リビングで、父が見ているテレビが面白そうなら、一緒にそれを見るし、
キッチンからいい匂いがしてきたら、母からそのレシピを聞いたり、料理談義をするだろう。
弟のゲームに途中参戦など、よくあること。
これらはすべて、ツイッターやSNSやそのほかで可能になったことの、比喩として描いてみた光景である。
今では、このような空気のように楽ちんな家庭の香りを、ワイヤードでつながる空間が演出してくれている。
さてそろそろSLでも、しっくりくるツイッター的なツールが登場しないものかと思う。
ツイッター自体、たとえば「#SLJP」などもしばらく追ってみたが、上がってくる情報は、ブログから派生した
ようなものが多く、またあまり活発には見えず、SLとのパイプが太いとは思えない。
ぱっとより簡単にできるもの。
つまりそれは、ビューワの機能として盛り込まれるべきものだろうと思う。
2010年01月01日
Art or ?
http://nwn.blogs.com/nwn/2010/06/jpn-machinima-as-art.html#more
Posted by Pers. at
00:00
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2009年12月31日
パースペクティブ 終わりの始まり
パースペクティブはおぐらい森を歩いていた
蕩然とした道行きに身をまかせさすらう
想いのしたたりが
水鏡に波紋をえがくように思索の湖面にひろがり
消尽していく
・・・・「自由」について
純粋な自由はありえるのか
永遠と同じくそれを語ろうとすればそのもから遠ざかってしまう
条件のない自由は不可能だ
少なくも身体性にとらわれた実存在の自己から解放されないかぎりは。
では条件つきの自由を考えよう
たとえば
求めない
所有しない
執着しない
苦しまない
好かれることを欲しない
嫌われることをこわがらない
だれかの思いに左右されない
素直
本能
世界に対して愚かであること
忠実に愚かであること
それは0番めに存在するもの
放浪の愚者・・・・
さて
パースペクティブは少しだけ立ちどまる
そこは変わらぬおぐらい森の中である
だが今はまったくちがう場所に見えた
世界が
自らの中で変わる瞬間
2009年10月14日
人と芸の狭間に

パースペクティブは思い悩む。
大道芸が大衆に楽しまれるためには
いくつかの壁がある。
環境の、負荷の、文脈の、はたまた意思疎通の・・・・
手持ちの芸をつらつらと披露するだけなら
ほんの数分で終わってしまう。
そうだ音楽だ・・・多分会話も
それなら観客に手伝ってもらう芸はどうだ・・・
芸人も旅人もとどまることは
許されない。
流れる河に立っているかのように
パースペクティブの想いもゆらゆらと揺れてさまよう。
2009年09月28日
ワクワクにワクワク
http://d.hatena.ne.jp/ta26/20090927
たとえば「セカイカメラ」。
ワクワクするメカニズム。
目がチカチカして
耳のうしろあたりが熱くなって
お腹までゴロゴロしてくるような
そういう「ワクワク因子」を、
見つけ出したい・・・・
( Appendix / * CLIC * )
2009年09月19日
ジプシー心得
家もなく
金も財産もなく
そうやってパースペクティブは
持たざるものとして
気ままに暮らしている。

廃材や、古道具屋のおやじさんから、
気のきいた「逸品」を
集めては生活用品の足しにしている。
そうやってPCのようなものも作った。

そういうふうにして
彼は生活に
満足という味つけをしている。
金も財産もなく
そうやってパースペクティブは
持たざるものとして
気ままに暮らしている。

廃材や、古道具屋のおやじさんから、
気のきいた「逸品」を
集めては生活用品の足しにしている。
そうやってPCのようなものも作った。

そういうふうにして
彼は生活に
満足という味つけをしている。
Posted by Pers. at
19:21
│Comments(0)
2009年09月18日
2009年09月17日
2009年09月15日
2009年09月13日
What could possibly go wrong?
『深ク静カニ潜行セヨ・・・・・・』

へたな泳ぎに、クラゲがヘラヘラ笑っている。

「ちょいと失礼、まあまあ
減るもんじゃなし
これぐらいのこと・・・」

「あーあ・・・」気のぬけたため息。
ふと見ると壁のプレートに、
" What could possibly go wrong? " の文字。
さっと陽が射して、
ふっと気分が軽くなる。
浮上の時間のようだ。
あのクラゲたちはもういない。
( Appendix / * CLIC * )
2009年09月12日
2009年09月11日
問いかけ、かける、問い
問いかけにはじまり
その問いがまた、新しい問いを生む。
問いかけは姿を変え、
結局は最後の時までつづく。

彼女の言葉はパースペクティブの中で、
静かにつもり、結晶した。
そしてすべてのものは
ただ消えゆくだろう。
・・・風のように、雲のように。
そんな事情を
風車だけは気づいていた。
その問いがまた、新しい問いを生む。
問いかけは姿を変え、
結局は最後の時までつづく。

彼女の言葉はパースペクティブの中で、
静かにつもり、結晶した。
そしてすべてのものは
ただ消えゆくだろう。
・・・風のように、雲のように。
そんな事情を
風車だけは気づいていた。
2009年09月11日
燃える、砂漠
パースペクティブは立ちすくみ
ただ砂漠の方角を
じっと見ていた。
色とりどりの
奇妙で魅力的なオンガクが
響いてくる、
その記憶と、予感。
Dizzy Banjo's machinima
( Appendix / * CLIC * )
ただ砂漠の方角を
じっと見ていた。
色とりどりの
奇妙で魅力的なオンガクが
響いてくる、
その記憶と、予感。
Dizzy Banjo's machinima
( Appendix / * CLIC * )
2009年09月06日
ただ無為に、ただ待ち人を待つ
パースペクティブの時間はのびちぢみする。
時間がのびていれば、
待つことになんの抵抗もなく、
待つことが目的になり、
何を待っていたかなど、
もはや問題ではなくなってしまう・・・

そんな
あまりにも静かな、夜。
( Appendix / * CLIC * )
時間がのびていれば、
待つことになんの抵抗もなく、
待つことが目的になり、
何を待っていたかなど、
もはや問題ではなくなってしまう・・・

そんな
あまりにも静かな、夜。
( Appendix / * CLIC * )
2009年08月31日
2009年08月25日
配達されない3通の招待状 本当に
深夜のガレージバーが
パースペクティブの最近のお気に入りのようだ。
機械の打鍵の音が、
ゼンマイの切れかけた時計のような
音を立てていく、真夜中。

画面におどる意味なき「つぶやき」空間に
頭から ダイブする夜。
「イマ、
ココ、
ワタシ、
アナタヲ待ツ」
http://wassr.jp/user/pers
パースペクティブの最近のお気に入りのようだ。
機械の打鍵の音が、
ゼンマイの切れかけた時計のような
音を立てていく、真夜中。

画面におどる意味なき「つぶやき」空間に
頭から ダイブする夜。
「イマ、
ココ、
ワタシ、
アナタヲ待ツ」
http://wassr.jp/user/pers
2009年08月14日
配達されない3通の招待状 2
「残暑お見舞い申し上げます」
と、パースペクティブは書き
宛名がないまま、はがきを投函した。
悪いクセというものは
いつまでも直らないものだ・・・

「大きな扇風機でせめてもの納涼を」
Location : " Ponkotsu Junk yard "
と、パースペクティブは書き
宛名がないまま、はがきを投函した。
悪いクセというものは
いつまでも直らないものだ・・・

「大きな扇風機でせめてもの納涼を」
Location : " Ponkotsu Junk yard "