
2009年09月11日
問いかけ、かける、問い
問いかけにはじまり
その問いがまた、新しい問いを生む。
問いかけは姿を変え、
結局は最後の時までつづく。

彼女の言葉はパースペクティブの中で、
静かにつもり、結晶した。
そしてすべてのものは
ただ消えゆくだろう。
・・・風のように、雲のように。
そんな事情を
風車だけは気づいていた。
その問いがまた、新しい問いを生む。
問いかけは姿を変え、
結局は最後の時までつづく。

彼女の言葉はパースペクティブの中で、
静かにつもり、結晶した。
そしてすべてのものは
ただ消えゆくだろう。
・・・風のように、雲のように。
そんな事情を
風車だけは気づいていた。
2009年07月30日
2009年07月10日
ク・ドゥ・ピエ

空き地では、パースペクティブが
新作の練習。
プティパ先生が鼻先で笑う。
「大道芸人が、いったい何のおどり?」

「色をつけるんです」
おかしなステップをくり返しながら、
パースペクティブは真顔でつぶく。
ステップ 1、ステップ 2、ステップ ・・・・3・・・・

何も考えることなく、
それでも
耳の奥には、なつかしい
潮騒のようなドミナントが響き、
からだは空白へと
とけていった。
2009年07月04日
トリプリシテ
不穏でも、平穏でもない午後。

3本目がやってきて、
鍵が3本。

「きみは誰?」
「はい、私は愚者と呼ばれる種族を慕うものの一部です」
パースペクティブが間を悪くします。
そうやって仮面は簡単に
はがされてしまいました。

霞(かすみ)のような気分の中で、
「どこかの鍵穴を探そう」
などと
相談めかしたおしゃべりをします。
または着衣の『草上の食事』を、
と。